読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

なつみ憂のブログ

なつみ憂のブログです(旧・文化ウェブbeta)

ブログで十分な収入を得た所で、大した自由は手に入らない

ブログ

「ブログを書いて、広告収入で生活したい・・」そんな風に考えている人は多いと思います。皆さんなぜそんな生活がいいと思うのかといえば、もちろん自由が手に入るからでしょう。自由とはつまり、組織に属さずに生きていく事だと多くの人が思っているようです。

f:id:thablue19:20141012004352j:plain

組織に属さなければ自由か?

また、実際にアフィリエイト収入で生活しているブロガーさんの中にも、「好きな事をして生きている俺は自由!」という事をアピールしている人もいます。

しかし、組織から解放されただけでは人はなかなか自由になれませんよ。ことブログのアフィリエイト収入を得たぐらいでは、人は全く自由になんかなれません。SEO会社での勤務経験があり、アフィリエイター達の現実を知っている僕なりにそれを示してみましょう。

好きな事を好きなように書いても、誰も見てくれない

基本的に、みんなが見たがる情報というのは大体決まっています。人気のあるブログを書きたいと思うのなら、みんなが見たがるものに寄り添って書いていくしかありません。もちろん、もともとライターとして名前が売れていたり、何らかの知名度がある場合は別です。しかしゼロからブログを書いて多くの人に見てもらうには、「自分の意見や訴えたい事」ではなく「ネットユーザーが見たいもの」をひたすら発信していくしかありません。

これって自由でしょうか?

結局ブロガーだって、会社員とやっている事は大して変わらない

こうした情報をひたすら書いて、受け入れられたり受け入れられなかったりする。会社のような目に見える組織に属していないだけで、ユーザーの二ーズに対して全く文句が言えない立場なのであれば、とても自由とはいえないと思います。

「いやいや、ユーザーが見たいものったって、そんな簡単にわかるものじゃないよ」と思われるかもしれません。もちろん、皆が求める情報を自分で考えて記事にしていくのにはそれなりの工夫や苦労が必要です。ただし、それは単なる工夫であり単なる苦労です。会社員であろうが公務員あろうが、誰でもやっていることではないでしょうか。

また、ブロガーというのは主に広告から収入を得ているため、広告主のポリシーに反した記事を書く事ができません。例えば、成人向けコンテンツや反社会的な内容を含む記事は、大きく制限を受けるはずです。

ブロガーだってどこかに属している

完全に独立独歩で運営されているブログというのも実はほとんどありません。このはてなブログも、「はてなブックマーク」という強力なプラットフォームがアクセス向上の為の大きな魅力となっています。はてな界隈でウケる記事というのは大まかな傾向が決まっていますから、自然とそっちに記事の内容も寄っていく事になります。

FC2やライブドアなども、同じ様な仕組みでブロガーを集めているはずです。また、いわゆる「2ちゃんまとめサイト」も同じです。アンテナサイトで高く評価してもらう為に、ひたすら2ちゃんまとめ的なコンテンツを作っていくしかアクセスを上げる方法が無いという現実があります。

同じ記事ばかりのインターネット、それに付き従うしかないブロガー

結果的にどうなるかというと、同じ様な記事が大量に作られ、独自性の高いコンテンツは力のある一部の企業・ブロガーしか作る事ができなくなってしまいます。

これは誰が悪い訳でもなく、単に経済的な帰結です。しかしこの巨大なシステムに巻き込まれているだけのブロガーは、全く自由だとは思えません。

ブロガーは検索順位で戦々恐々の毎日

さらに言えば、はてなやアクセストレードの呪縛をクリアしたとしても、SEOという恐ろしい問題があります。

サイトの力(具体的にはページランク)が増してきて、検索トラフィックが増えてくると、読者の裾野が広がる訳ですから、ある程度自分の言いたい事を主張出来るようになるかも知れません。

検索順位下落で自殺者も出る。それが本気のブロガーの世界

しかし、Googleのアルゴリズム変更によって、サイトの評価は突然大きく下がってしまう事があります。アメリカでは、このアルゴリズム変更によって収入を失ってしまった事業者が自殺してしまったりする事が実際にあるのです。

つまり結論はこう

・ブログで好きな事を書いて収入を得る事は出来ない

・書けるようになるまでには、莫大な積み重ね or 才能が必要

・ブロガーとしての地位をある程度確立したとしても、検索順位に戦々恐々の毎日を送ることになる

さて、これでもブロガーが自由だといえますか?